2013年7月22日月曜日

自分にできること

4ヶ月程前、大好きな親戚の叔母さんを亡くした。母の妹でとても美人で優しい叔母さんだった。大腸癌だった。ジャーナル関係の仕事をしていた事もあり頭が賢かった叔母さんは、いろいろな情報を持ち、抗癌剤を拒否し、ずっと家にいた。医師には入院したら10日で死にますと言い放ったらしかった。神戸に出張のおり、たまたま、娘である従姉妹から連絡があり亡くなる半月前に会う事が出来た。すっかり痩せてしまってつらそうな叔母さんのことを何とか励ましたくて別れ際には抱きしめてパワーが伝わるように心から念じた。
東京に戻ってから何が自分にできるか一生懸命考えた。俺は医者じゃないから何もしてあげられない。そうだ、せめて手紙をかこう。そして心が体が少しでも楽になる、病気が良くなる作品は作れないだろうか?薬師如来なんてどうだ?仏師でもないし、急にそんなもん作れるわけない。それでも何かしたかった....。
見やすいように写真たてに作った作品を入れて大阪の叔母さんに送った。
2週間程して従姉妹から、お母さんあかんかった。と電話があった。言葉がなかった。

大切な人が辛い時、悲しい時、苦しい時にお薬になれるような心から優しい作品が作りたい。元気になって、楽しくなって、夢が見れるお守りのような作品が作れたらいいのに。