2013年8月22日木曜日

アノマロカリスが東京お台場で捕獲される!!

発見したのは、アーティストの岸川研一さん。東京台場ビーチを散歩中にゆらゆら泳いでいるエビのようなクワガタのような不思議な生物を見つけたという。
アノマロカリスはカンブリア紀に海を支配した帝王である。この個体は研究のため、KENICHI KISHIKAWA ART MUSEUM に展示されることになっている。



2013年8月15日木曜日

新湘南ギリシャ神話 続、メドゥー

アテーナの神殿でポセイドンと交わりをもち、アテーナの怒りをかった美少女メドゥーサは頭が蛇の姿をした醜い姿とされてしまった。自分と目があったものを石に変えてしまう。さらにアテーナに使わされたペルセウスに首をはねられ殺められてしまう。その血は空駆ける天馬ペガサスとなり、アテーナはすべてを石に変えるメドゥーサの首を自らの楯に埋め込み最強の楯とした。....

いつの時代も男女感のこの話はかわらない。ポセイドンが悪いんじゃないの?アテーナもなにもそこまでしなくともいいのでは.....少しかわいそうだ。ならば、こうしてやろう。

首は持ち去れれたが頭部のスネークヘアはのこり、悠久の時を超え、海を超え、そのDNAは現代の日本、湘南の地でペルセウス流星群が見える日、空を曇らせペルセウスに見つからぬよう、ひっそり不思議な生き物メドゥーとして甦った。今、美少女へとさらに変化するため様子をうかがっている。彼女は明らかに現代での復活を気が遠くなるような時間、画策をつづけていたのである。彼女は、この湘南の地で美しい昔の自分とうり二つな姿をもつ黒髪の少女を見つけたのである。

さて、この続きはまた、お酒の席でも.....



2013年8月9日金曜日

カッパの神様

こどもの頃、川に竹竿をこしらえ、フナやハヤをとりにいった。テナガザリガニやドンコ、ドジョウ、夢中だった。最初は釣ってるのだが、毎度気づけば、体まですっぽり川の中、泳いでもぐって遊んだ。親父が新築で家を建てたときにはたくさんの木材が私に与えられたので、川であそぶための船やおもちゃをたくさんつくった。
そんなふうだったから、いつも帰りは日がとっぷりくれてしまうことが多かった。
心配した祖母がいつも言った。「あんまり、おそうまで一人で川の中におると、しりこだま抜かれて帰ってこられんごとなっばい。ほら、かっぱの神様の泣きよらす。聞こえるやろが」祖母が指差す真っ暗な川の方角の草むらの奥で、かっぱの鳴き声が確かに聞こえるようだ。えたいのしれない大きなカエルのような化け物のような。
そこは、町の宮司さんがかっぱの神様を祭っているといって確かに町の大人たちが夏になると何やら祈願ごとをしているのを見ていたからだ。うっそうとおいしげった川の森の中にひっそりと、またそれは威厳をはなっている石碑と墓のようなものがあったのを覚えている。そこにいるのだ。おそくまで川で遊んでるわるいこどもを川の中に連れて行くというカッパの神様が......ただただこわかった。ばーちゃんえすかよ〜(怖いよ〜)
年月が流れ、ばーちゃんの葬式で生まれ故郷のその川へ行ってみた。かっぱの神様はどこへいったのだろう。ふと見ると自分のわきにさんさんと太陽の光にさらされた見覚えのあるあの石碑のようなお墓のようなものがあった。こわかった川の森は切り倒されコンクリートと道路の間に私の知らない川が流れていた。